ホモトキシコロジーで使用される薬剤

1. 薬剤の分類

ホモトキシコロジーの薬剤は、1000種類以上の天然由来成分を症状・適応に応じて配合
し作られます。主に、以下の3つに分類することができます。
(1)解毒・ドレナージ製剤
(2)免疫調整剤
(3)細胞、組織、器官をサポートする製剤(組織細胞剤など)

2. 薬剤の成分

上述したホモトキシコロジーの薬剤は、主に以下のような成分から構成されます:
•植物・鉱物由来成分
•生体調節代謝因子(TCA回路の触媒など)
•非植物性生物学的成分(動物由来、組織細胞療法剤など)

植物
植物は生き残るための防御手段として複数の化学物質(例:アルカロイド、グリコサイド)を発達させてきました。
人類にとって既知の薬物の大部分は、これらの物質およびその人工的派生物によって構成されます。
これらの化学物質は多様性に富むため、植物はマルチターゲットに疾患を治療することができます。

鉱物 / 生体調節代謝因子
鉱物由来成分及び生体調節代謝因子は刺激作用を有すると考えられており、通常、ナノ分子の範囲で使用されます。
生体調節代謝因子は生体機能に応じさらに細かく分類されます(例:TCAサイクル、補因子、神経伝達物質)。
これら物質の有する細胞エネルギー代謝の支持作用及び代謝プロセスにおけるコファクター(補因子)としての重要性は強調しても強調しきれません。

非植物性生物学的成分
3つ目の成分「非植物性生物学的成分」は、臓器抽出物、毒液(蛇や蜘蛛など)、弱毒化病原物質(ノソード)などの、多種多様な生物学的製剤が含まれます。
これらの物質は特異的な免疫調整物質として適用されます。
中でも、ホモトキシコロジーの特色的成分の一つが、臓器抽出物、いわゆる「スイスオルガン製剤」です。
「ブタ組織製剤」とも言われます。日本では「組織細胞剤」とも呼ばれているようです。
スイスオルガン製剤という名称は、ラテン語で「ブタ」を意味する「suis」という言葉に由来します。
動物の内分泌物質を使用した治療は現代医療でも普及していますが、ドイツやフランス等の国ではさらに動物の臓器由来物質を治療に使用する長い歴史を有します。
このような広義での「臓器製剤」は、臓器、細胞、細胞分画、臓器抽出物、限外濾過物、細胞溶解物、細胞誘導体、酵素、またはこれらのいかなる混合物に由来する薬剤を指します。
ホモトキシコロジーで使用されるスイスオルガン製剤は、健康なブタ由来の原材料から作られる臓器組織で、薬局方に準じて製造されます。
特に臓器構造物に対する支持作用を有すると考えられ、主に臓器の機能障害や変性障害の治療に使用されます。
現代医学と同様、これらの物質はヒト組織との「類似性」に基づき使用されます。
臓器抽出物は、臓器サポートのみならず組織に含有されるタンパク質により免疫調整剤として使用されるなど、その治療上の役割はますます重要性を増しています。
臓器抽出物を利用した治療法は、「組織細胞療法」とも呼ばれます。

なぜブタか?
ブタとヒトの間には多数の化学的、生物学的、生理学的、形態学的「類似性」が存在することから、臓器製剤の原料としてブタ組織が選ばれたのは当然の成り行きでしょう。
類似性が非常に高いため、現代の「移植医学」分野でも、不足するヒト臓器の代わりに「ブタの臓器を人間に移植する」試みがなされるほどです。
ブタ由来臓器製剤は、異種由来ではあるものの人間の相同器官の「類似物」と見なすことができます(類似の法則)。
このためブタ臓器製剤は、ウシやヒツジ由来のものよりも強力な作用があると考えられます。

3. 剤型

多様な剤型が利用可能です。
治療対象となるあらゆる適応に使えるように、多数の製品において複数の剤型が用意されています。
ホモトキシコロジー製剤には、以下のような剤型があります。

• 錠剤
• 内服液
• アンプル(注射剤)
• 軟膏・ゲル
• 坐剤
• 点鼻スプレー
• 点眼剤(単回使用バイアル)